武田薬品工業はバイオ医薬品メーカーのシャイアーの買収で合意に近づいている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
武田薬にとって過去最大規模の買収になる。

  関係者が情報は非公開だとして匿名を条件に述べたところによると、合意は8日にも発表される可能性がある。
8日は英当局によって設定された武田薬が正式提案を行う期限。

  関係者によれば、最近の交渉は460億ポンド(約6兆8100億円)規模の武田薬案の構成内容に関するもので、
シャイアーは現金部分の増加を求めているという。武田薬がシャイアー側の要求に同意したかどうかは現時点で明らかでない。

  武田薬は先月、1株当たり49ポンドのうち27.26ポンドを株式、21.75ポンドを現金で支払う案を示し、
シャイアーの取締役会はこの受け入れを株主に勧告する意向を示した。
提示額は武田薬のシャイアーへの関心が明らかになった前日(3月27日)のシャイアー株終値に60%上乗せ。

  交渉は継続中で合意が遅れる可能性はなおあると、関係者らが述べた。
また、武田薬は既に、シャイアー買収が実現した場合に考えられる事業売却についてアドバイザー候補と予備的協議をしたという。

  武田薬とシャイアーの担当者はコメントを控えた。

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ブルームバーグ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-07/P8CZ186S972F01