世界第4位の自動車市場のインドで、シェアが首位のスズキは、
昨年度の新車の販売台数がおよそ178万台と過去最高となったと発表しました。

インドにあるスズキの子会社、マルチ・スズキは27日に記者会見を開き、
昨年度の新車の販売台数が177万9574台で前の年より13.4%増加し、過去最高となったと発表しました。

要因として、去年、インド西部に新しい工場を設置し、生産能力が拡大したことや、
新たに投入した小型セダンの売れ行きが好調だったことなどをあげています。

インドの自動車市場は去年、2017年の新車の販売台数が初めてドイツを上回って、
中国、アメリカ、日本に続き世界第4位となり、好調な経済を背景に急成長を続けています。

マルチ・スズキは、高い人気を誇る低価格の小型車の販売が堅調なことから、
シェアが5割とほかのメーカーを大きく引き離して首位を走っています。

一方、インドでは大気汚染が深刻化して環境規制が強まり、電気自動車の導入に注目が集まっており、
マルチ・スズキは2020年に電気自動車を投入する予定です。

マルチ・スズキの鮎川堅一社長は「順調に販売台数を伸ばすことができている。
今後はインド市場に合う電気自動車がどのようなものか調査し、計画を進めていきたい」と話しています。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180428/K10011421281_1804280516_1804280519_01_02.jpg

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180428/k10011421281000.html