そこに住んでいるとあまり実感はないものだが、東京は現在、世界で最も人口が多い都市となっている。
しかし2050年になると世界の人口分布は大きく様変わりし、東京は世界の都市の人口ランキングで7位に後退すると予測されている。

英紙インディペンデントは、2050年に予測される世界の都市の人口ランキングを掲載した。
カナダのトロント大学内にある研究機関グローバル・シティーズ・インスティチュート(GCI)がはじき出したものだ。
ランキングによると、2050年に最も人口が多くなる都市は、4240万人が暮らす都市になっているとみられるインドのムンバイだ。

日本国内の都市で唯一ランキング入りしている東京は、現在の1位から順位を大きく落として7位。
人口は、2016年時点の3814万人(国連発表の「World Cities 2016」より)から、3260万人に減少していると予測されている。
なお東京の人口については、東京都が発表している数値と大きく異なる(2017年12月時点で約1375万人)が、
これはGCIや国連の場合、首都圏全体を入れているのが理由のようだ。

2050年のランキングは、以下のとおり。

1位ムンバイ(4240万人、インド)
2位デリー(3620万人、インド)
3位ダッカ(3520万人、バングラデシュ)
4位キンシャサ(3500万人、コンゴ民主共和国)
5位コルカタ(3300万人、インド)
6位ラゴス(3260万人、ナイジェリア)
7位東京(3260万人)
8位カラチ(3170万人、パキスタン)
9位ニューヨーク(2480万人、米国)
10位メキシコシティ(2430万人、メキシコ)

なお、2075年にはキンシャサが、2100年にはラゴスが1位になっていると予測されている。

GCIによると、都市部は経済発展や改革の中心であり、都市化することで資源消費が効率化され、
教育やヘルスケアを受けられる率が高くなると説明。
また、自然環境の悪化を防ぐ面でも、都市化は非常に有効な手段になりうる、と述べている。

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ニューズウィーク日本版
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