国際
ジンバブエでクーデターか 軍が放送局占拠


 アフリカ南部・ジンバブエで15日、軍が首都・ハラレにある国営放送局を占拠した。長期にわたって強権政治を続けるムガベ大統領の後継をめぐってのクーデターの恐れもある。  
ロイター通信などによると、軍の装甲車などが14日、ハラレ市内に展開し、15日未明、国営放送局を占拠した。さらに市内では複数の爆発音も聞こえたという。  
ジンバブエでは93歳のムガベ大統領が1980年の独立以来、権力の座にあって、その強権的な政治手法で欧米からは「独裁」と批判されている。
来年には大統領選挙が予定されているが、今月、その有力候補の第1副大統領が突然解任され、ムガベ大統領の妻・グレース氏が後継に浮上した。  
こうした動きに対して、軍の司令官は13日、「これ以上の粛清が行われれば介入も辞さない」と反発していた。これまでのところ軍から公式な声明は出ていないが、事態がクーデターに発展する恐れもある。
一方の政権与党は、「軍の圧力には屈しない。これは裏切り行為だ」などと非難する声明を出している。
[ 11/15 12:39 NEWS24]

http://www.news24.jp/nnn/news890161303.html