0001虎跳 ★
2017/10/17(火) 08:44:30.15ID:CAP_USER国軍は16日、ミンダナオ地方マラウィ市を占拠しているイスラム過激派、アブサヤフの最高幹部のハピロン容疑者と、マウテ・グループのオマル・マウテ容疑者の2人を含む過激派9人を交戦で殺害したことを明らかにした。大統領府も2人の死亡を確認、遺体の写真が公開された。同市内では残る過激派との戦闘が続いているが、国軍は「数日内の制圧が可能」との見通しを示した。
ロレンサナ国防長官は同日、マラウィ市の国軍前線本部で会見し、ハピロン容疑者らの殺害を発表するとともに、「2人の死亡はマラウィのマウテの終わりを意味する」と述べた。アニョ国軍参謀総長は「数日内、少なくとも今週中には制圧できる」との見解を示し、過激派一掃と人質全員の救出を確認後、「制圧宣言を出す」と述べた。
国軍は16日未明、人質救出作戦を展開、乳児を含む人質20人を救出した。国軍は事前にハピロン容疑者らの所在情報を入手しており、両容疑者は救出作戦の際、殺害されたとみられる。遺体はDNA鑑定後、イスラム教の慣習にのっとって埋葬されるが、墓所は明らかにしない方針。
ハピロン容疑者は過激派組織「イスラム国」(IS)から司令官の称号も与えられ、東南アジアのIS支持者を統率していた。米連邦捜査局(FBI)は最も警戒すべきテロリストとして国際指名手配しており、米国が500万ドル、フィリピン政府が1千万ペソの賞金を懸け、オマル容疑者にも500万ペソの賞金が懸けられていた。同容疑者の兄のアブドラ・マウテ容疑者は9月上旬に死亡が確認されている。
国軍によると、市内には依然、人質約20人と過激派約30人、過激派の親族ら約40人が残っているという。過激派の中にはマレーシア、インドネシア人などの外国人が8人ほど含まれている。
アニョ参謀総長は戒厳令について、マラウィ市と周辺地域の状況を確認し、年末まで続行する必要があるかどうか、ドゥテルテ大統領に進言するとしている。(冨田すみれ子)
まにら新聞
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