9月1日 9時10分
ナポレオン最後の戦いの地として知られるベルギーのワーテルローの地元自治体と、天下分け目の合戦で知られる岐阜県関ケ原町が姉妹協定を結び、観光地としての魅力の発信などに向けて連携を強化することになりました。
ベルギーのワーテルローは、1815年にフランス皇帝ナポレオンをイギリスをはじめとする連合軍などが破り、長く続いたヨーロッパの戦乱に終止符を打つきっかけとなった戦いの地として知られています。

ワーテルローの地元の自治体と関ヶ原古戦場がある岐阜県や関ケ原町は、このほど観光地としての魅力の発信や歴史遺産の保存に向けて連携を強めようと「姉妹古戦場協定」を結ぶことになりました。

31日にワーテルローを訪れた岐阜県の古田肇知事や、関ケ原町の西脇康世町長らは、戦いで使われた武器を所蔵する博物館やイギリスの将軍の宿営地跡などを視察し、地元自治体の関係者らと意見を交換しました。

このあと、近くの記念館で協定の調印式が行われ、古戦場としての魅力を連携して発信していくことを確認しました。

関ケ原町の西脇町長は「古戦場の観光や保全の在り方について意見や情報の交換を行うなど協力を進めるとともに、日本に関ヶ原があることをPRして多くの人に訪れてもらいたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170901/k10011121901000.html