英ロンドンの路上で酸を使った襲撃事件が続発したことを受け、英政府が罰則強化の検討に乗り出した。
13日に起きた事件では、約70分の間に男性5人が襲撃された。この事件に関連して16歳の容疑者が逮捕されている。
ラッド内相は16日のサンデー・タイムズ紙への寄稿で、被害者のために、終身刑も検討すべきだとの考えを示した。

ロンドン市内では酸を使った攻撃が増加する傾向にある。英国家警察のまとめによると、
イングランドとウェールズでも今年4月までの半年の間に、酸や腐食性の物質を使った襲撃事件が400件以上発生した。

政府は酸などの腐食性物質を危険な武器とみなす案を検討するほか、そうした物質の販売に対する規制措置を導入すべきかどうかついても論議する。
ラッド内相は16日の声明の中で、「酸攻撃は恐ろしい犯罪であり、被害者に対して肉体的にも精神的にも壊滅的な影響を及ぼす」と指摘。
「刑罰には、この犯罪の重大性を反映させなければならない」と訴えた。

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