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【6月10日 時事通信社】サウジアラビアなどアラブ諸国とカタールの断交問題で、トルコが仲介に苦戦している。トルコは双方と良好な関係を持つが、エルドアン大統領自らの外交努力にもかかわらず、事態は長期化の様相を見せており、トルコにも悪影響を及ぼしかねない。

 エルドアン大統領は、国交断絶が発表されて間もなく、サウジのサルマン国王やカタールのタミム首長をはじめ関係国の首脳と相次いで電話会談し、対話による解決の必要性を強調した。6日に首都アンカラで行った演説でも「カタールへの制裁には反対だ。地域のどの国にとっても少しもいいことはない」と呼び掛けた。

 また、エルドアン大統領は7日、トルコを急きょ訪問したイランのザリフ外相と会談。10日には、バーレーンのハリド外相もトルコを訪問した。(c)時事通信社

2017/06/10 21:13(バーレーン)