タイの政府高官は19日、昨年10月に88歳で死去したプミポン前国王の火葬が10月26日に行われることが決まったと明らかにした。
また、葬儀は5日間にわたり行われると付け加えた。

これにより、新国王戴冠式の日程の枠組みも決まるとみられている。
新国王は昨年12月に即位したが、戴冠式はプミポン前国王の葬儀の後に行われることになっている。

政府当局者は匿名でロイターに「王宮は、国王が政府の計画に同意したことを確認した。
火葬は10月26日に行われる」と述べた。

タイ軍政は葬儀後に総選挙を行うとしているが、一部には疑問視する声がある。
バンコクに拠点をおく西側外交関係者は、匿名でロイターに「葬儀も戴冠式も終わった来年にならないと政治は動かないだろう。
政治勢力の間では、年内に総選挙はないとの認識がある。物事が動き出すのは戴冠式の後が最も可能性が高いと思われる」と述べた。

写真:4月19日、タイの政府高官は、昨年10月に88歳で死去したプミポン前国王の火葬が10月26日に行われることが決まったと明らかにした。
また、葬儀は5日間にわたり行われると付け加えた。写真は前国王へ祈りをささげる僧侶たち。
バンコクのロイヤルパレスで3月撮影(2017年 ロイター)
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