0001鳥獣戯画 ★
2022/10/20(木) 09:20:09.38ID:Usm/LmO/https://magmix.jp/post/116498
ゲームが人気になってシリーズが進んでいくと、内容はどんどん洗練されていきます。逆に言えば、今でこそ大人気のシリーズも、初登場時は、作りが荒かったり、ちょっとした開発者のおふざけが入っていたり、混沌とした部分を抱えていることがよくあります。
内容が吟味されてより良くなっていくことは喜ばしいことではありますが、初期の謎要素もまた、愛おしいものです。今回は今や国民的RPGと言える『ポケモン』初代にあったどうにも納得のいかない謎要素を紹介します。
『ポケモン』シリーズではポケモンを交換によって手に入れると、最初に捕まえたプレイヤーがつけたニックネームがついています。通信交換はもちろん、NPCと交換する場合も同じです。そして初代『ポケモン』でもNPCとポケモンを交換できましたが、納得いかないのはそのニックネームです。
かもねぎの「おしょう」、ベロリンガの「なめぞう」、マルマインの「おマル」…そして極めつけがルージュラの「まさこ」でした。ルージュラは見た目がポケモンのような、人間の女性のような姿をしていることがあいまって、実際にありそうな名前の「まさこ」はかなりインパクトがあります。
きっとプレイヤー本人や、友達や姉妹など周りの人で、同じ名前の人もいたはずです。「納得いかない!」と思って変更しようと思っても、交換で手に入れたポケモンのニックネームは変更できないのでした。
ちなみに筆者は結婚した時に相手の親族にまさこさんがいて、ルージュラを思い浮かべずにはいられませんでした。
『ポケモン』の技といえばタイプが大事。ほのおタイプの「かえんほうしゃ」、みずタイプの「ハイドロポンプ」、でんきタイプの「かみなり」など、技のイメージとタイプがきちんと一致しているはずなのですが……。実はかくとうタイプの代表的な技のひとつ、「からてチョップ」は、初代ではノーマルタイプでした。
どう考えても格闘技の技で、かくとうタイプのワンリキーが最初から覚えているにも関わらず、実際のタイプだけがノーマル。残念ながらワンリキーはタイプ一致しません。納得いかない! ちなみに、『ポケットモンスター 金・銀』以降はちゃんとかくとうタイプに変更されています。
●覚える技に納得いかない ファイヤーのにらみつける
覚える技が納得いかないのが、伝説のポケモン・ファイヤーの「にらみつける」。ファイヤーが「にらみつける」を覚えたっていいじゃないか、と思うかもしれませんが、ポイントなのは、ファイヤーと並び称される同じく伝説の鳥ポケモン、フリーザーやサンダーが覚える技との比較です。
ファイヤーのにらみつけるはレベル51で覚えますが、同じレベルでフリーザーが覚えるのはふぶき、サンダーはかみなり。そう、他の2匹はちゃんとタイプ一致の強力な技を覚えるのです。やっと捕まえた伝説のポケモン、期待に胸を膨らませてレベルを上げ、新しい技を覚えたと思ったら…「にらみつける」。納得いかない!ファイヤー自身もそう思っているかもしれません。
初代『ポケモン』の納得がいかない謎要素、ご紹介しました。当時は納得いかない!と思ったものの、今振り返れば、クスッと笑える懐かしい思い出でもあります。
(田下広夢)