原作である古川日出男による現代語版、地の文が単なる客観的三人称ではなく、
明らかに特定の個性を有するキャラクターが(時に感情を爆発させながら)語っているんだよな。
このキャラクターが女性の琵琶法師であることも叙述に表れている。

原作では、この語り手と平家一門の間に直接の関連があるとは描かれないけど、
(語り手の生きている時代は平家物語の時代からはかなり後かもしれない)
今回のTVアニメでは独自要素としてこの語り手である女性琵琶法師を平家一門と同時代を生きる人物として登場させたんだな。