平安末期鎌倉初期の摂関家に生まれた天台座主慈円
『愚管抄』「白河ニ法勝寺タテラレテ、国王ノウヂデラニコレヲモテナサレケル」
鎌倉時代の僧日蓮
『祈祷鈔』「されば山門と王家とは松と栢とのごとし、蘭と芝とににたり。
松苅るればかならず栢かれ、らんしぼめばまたしばしぼむ。王法の栄えは山の悦び、王位の衰えは山の嘆き」
鎌倉時代の花園天皇
『花園天皇日記』「王家の恥何事か之に如かんや」
逃げ若と同時代の南朝の北畠親房
『神皇正統記』「王家の権はいよいよおとろへにき」

天皇は国王で、天皇の家は王家
平安末期から南北朝時代に、天皇や関白の息子によって使われている