きょう3日に仮面ライダーが生誕50周年を迎えたことを記念して、俳優・桐山漣と菅田将暉がダブル主演した平成仮面ライダーシリーズ第11作『仮面ライダーW』(2009年9〜10年8月)のその後を描いた漫画『風都探偵』が、アニメ化されることが決定した。シリーズでは『仮面ライダー ゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE』など、ショートアニメなどが配信されてきたが、今作は本格的なアニメーションとしては『仮面ライダー』史上初のシリーズアニメ化となり、2022年夏に配信される。

 『仮面ライダーW(ダブル)』は桐山漣(左翔太郎役)、菅田将暉(フィリップ役)がW主演した、ハードボイルドな探偵バディドラマ。探偵の左翔太郎と謎の魔少年フィリップが、2人で1人の「仮面ライダーW」に変身し、探偵ドラマとしてミステリー要素がふんだんに盛り込まれる一方、個性豊かなキャラクターたちのコミカルなやり取りが人気となり、シリーズの中でも人気の高い作品となっている。

 現在は2017年8月より『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、続編を描いた漫画『風都探偵』が連載中で、“バディ探偵”左翔太郎&フィリップとおなじみのメンバーに加え、謎の美女「ときめ」が加わり、風の街「風都」で巻き起こる新たな怪事件に立ち向かう仮面ライダーWの活躍が描かれている。シリーズ累計発行部数は10巻までで185万部。

 今回のアニメ化について、総合プロデューサーの塚田英明氏は、「ある原作が違うメディアになった時、『こうじゃないんだけどなあ』と不満に思うことありませんか? 『主人公はこんなこと言わない』『なんかテンポが悪い』『知っている説明をクドくしないで』等々。でも、そんなストレスが一切無かったのが、実写ドラマ『仮面ライダーW』が漫画『風都探偵』になった時でした」と告白。

 「漫画『風都探偵』は、「『W』のその先の物語」を描いた正統続編。そもそも「内容」が新しいから刺激的なのですが、それプラス「技術」の面もあるのです。僕も監修していて驚いたのですが、原作の三条陸先生はなんと「ドラマの『W』を観ているのと同じ感覚で読める」ことを計算して漫画を設計しているのです!」と説明した。

 また、「その考えのベースには三条さんの「ファンの気持ちを常に想定した視点」があります。だから読者の皆さんは驚くほどストレスフリーに風都の新たな物語を享受出来たのです。風都の物語は、ついに「アニメ」という新形態を現します。挿入歌「Cyclone Effect」の歌詞になぞらえるならば、「きっと強くなれる 次のステージへ風が連れていくよ」という節目です。今回集結していただいた優秀なアニメクリエイター陣が、ここで言う「風」。前述の「ファンの気持ちを常に想定した視点」を心掛け、必ずや“満足”へお連れします!アニメ『風都探偵』、仮面ライダーWの次のステージにご期待ください!」と呼びかけた。

オリコン

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