阿部邦弘2019年11月22日 18:57
小松左京原作のラジオ・映像化作品をオーケストラ演奏する「小松左京音楽祭 SAKYO KOMATSU MUSIC FESTIVAL」が11月30日に開催される。樋口真嗣監督らが企画・監修に加わっており、“監督の悲願”というTV版「日本沈没」のサントラを組曲で披露。ゲストは五木ひろし、杉田二郎。当日は樋口真嗣氏も会場に駆けつける。

音楽祭は、11月30日16時からの1回公演。会場は成城学園・澤柳記念講堂ホールで、住所は世田谷区成城6-1-20。チケットは一般5,000円、大学・専門学生3,000円、中・高校生が2,000円。

「復活の日」「果しなき流れの果に」「日本沈没」「首都消失」などを生みだした日本SF会の巨匠・小松左京氏の生誕88年を記念し開催される音楽祭。映画「日本沈没」(2006年版)や「シン・ゴジラ」を手掛けた樋口真嗣、映画評論家兼映画監督の樋口尚文、音楽プロデューサーの西耕一、そして小松左京のマネージャーを務めた乙部順子らが中心となり、“小松左京と音楽のコラボレーション”を企画。

小松左京氏の小説を原作に、ラジオドラマ・映像化された作品群から、主題歌・サウンドトラックを厳選しオーケストラ演奏する。

注目は、日本映画会に大きな功績を残したコンポーザー、佐藤勝、広瀬健次郎、田中正史らによる「日本沈没」の演目。

アニメ「妖怪人間ベム」「サスケ」などで知られる田中正史作曲のラジオドラマ版「日本沈没」。「ガメラ」「若大将シリーズ」「ど根性ガエル」の広瀬健次郎が作曲したTVドラマ版「日本沈没」。そして黒澤映画や岡本喜八映画、ゴジラ、特撮映画で知られる巨匠・佐藤勝作曲の映画版「日本沈没」などを組曲で披露する。

「日本沈没」のスコアはいずれも散逸しており、中でもTVドラマ版「日本沈没」は、そのマスターテープも再生不能だったという。今回、残されたドラマ素材から聞き取りによる楽譜復元を行ない、復元上演される。

     ===== 後略 =====
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