2019年10月09日 16時04分更新

バンダイナムコホールディングス<7832>は、10月9日、創通<3711>を完全子会社化することを目的とした公開買付けを行うと発表した。買付価格は1株につき3100円で、買付期間は2019年10月10日から11月25日までとなっている。なお、創通側も公開買付けに賛同の意見を表明するとともに、公開買付けへの応募を推奨することを発表している。

今回の完全子会社化の目的は、バンダイナムコグループが中期計画に掲げる重点戦略である「IP軸戦略のさらなる進化」「ALL BANDAI NAMCOでの成長」をより確実かつスピーディーに進めるために、従来より対象者と共同で展開・運用し、対象者のライツ事業における主力IPである「機動戦士ガンダム」シリーズについて、さらなる連携強化による事業のスピードアップやグローバル市場での事業拡大に向けた取り組みが必要であると判断したため。

また、創通がメディア事業として取り組んでいる新規IP創出に向けた取り組みについても、バンダイナムコグループが取り組んでいる新規IP創出強化との親和性が高く、バンダイナムコグループのエンターテインメント分野における多彩な事業領域と連携・連動し、最適なIPを創出・展開することが可能となるため、シナジーが期待できるとしている。

なお、この公開買付けでは、バンダイナムコHDは、応募予定株式と同数の721万株(所有割合:49.20%)を買付予定数の下限として設定しており、この下限に満たない場合には、応募株券等の全部の買付けなどを実施しない予定。一方、本公開買付けにおいて、バンダイナムコHDは創通の株式の全てを取得することを目的としており、買付予定数の上限を設定しておらず、応募株券等の総数が買付予定数の下限以上の場合には、応募株券等の全部の買付けを行う予定だ。

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