道青少年健全育成審議会(会長・丸山治北海学園大大学院教授)は1日、札幌市内で本年度の初会合を開いた。
同審議会の部会が、18歳未満への販売を禁じる有害図書を指定する際の議事録を作成していなかったことについて、道くらし安全局の堀本厚局長は「認識不足が主な要因で作っていなかった。深くおわびする」と陳謝した。

 審議会から調査の付託を受ける社会環境整備部会は、設置された2007年度から最後に開催した17年度までの会合のうち、54回で議事録が未作成だった。
この間に計778冊を有害図書として指定したが、議論の内容が分からないため、専門家や道議会から「指定の妥当性が検証できない」と批判を受けた。

どうしん電子版(北海道新聞)
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