テレビアニメ「ゆるキャン△」の舞台だとされる山梨市内のキャンプ場の管理人が、
「聖地巡礼」に来る一部ファンのマナーの悪さに怒っているとツイッター上で紹介され、様々な意見が出ている。

夜景がきれいと人気のあるパインウッドオートキャンプ場で、管理人は、J-CASTニュースの取材に対し、
「常識が分からない人が多すぎる」と不満をぶつけた。

■ファンが撮影を断られたとツイッターで報告

「ゆるキャン△」は、キャンプが好きな女子高生たちの日常を描いた漫画が原作で、
月刊漫画誌「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)に2015年7月号から連載が続いている。
アニメ化されて、TOKYO MXテレビで18年1〜3月に毎週放送されるなどした。

パインウッドオートキャンプ場には、ファンが「聖地巡礼」で訪れているが、
ファンの1人は2018年6月9日、この日に訪問して管理人に写真撮影の許可を求めたものの、
ファンのマナーが悪いとして断られたとツイッター上で報告した。

ファンが無断で敷地に入って撮影していくとして、管理人は、かなり怒っていたという。
このファンは、管理棟に出向いてあいさつし、撮影を断られたので、
キャンプ場の雰囲気だけ味わい、お礼を言って帰ったとしている。

このツイートは、ネット掲示板上などでも話題になり、無断で敷地内に入るファンらに厳しい声が相次いでいる。

■「常識が分からない人が多すぎます」

一方で、
「良い宣伝になってシーズンの利用客が増えるのに」とキャンプ場は
もっとファンを有効利用すべきだといった声や、
「マナーの悪い一部のファンのせいで楽しみが減ってしまうのは残念」との不満も漏れていた。

パインウッドオートキャンプ場の管理人は6月11日、取材に対し、
9日の土曜日はキャンプ利用者が定員に達しており、ツイート主には写真撮影を断ったかもしれないと答えた。

そのうえで、聖地巡礼に訪れるファンについては、怒りをぶつけた。

「常識が分からない人が多すぎます。無断で入る人は、土日を中心にこれまで数十件もあり、
夜中だって来る人はいます。『こんにちは』などと言ってあいさつに来る人は、
10人に1人ぐらいですよ。ペットボトルなどのゴミを捨てていったりして、迷惑しています。
物置や自販機の物や、お客さまの所有物がなくなったりしたこともありました」
あいさつに来れば撮影をOKしたいと言うが、ケースバイケースで対応しているそうだ。
マナーが悪い人が多いとして、行政が観光マップに載せたいなどと言って来ても、断っているのが現状だという。

http://houbunsha.co.jp/items/comic/w214/9784832247192.jpg
https://www.j-cast.com/assets_c/2018/06/news_20180611195041-thumb-645x380-138987.jpg
https://www.j-cast.com/2018/06/11331077.html