2018年05月31日 アニメ
 タレントの川平慈英さんが、福本伸行さんの人気マンガ「賭博黙示録カイジ」のスピンオフ「中間管理録トネガワ」のテレビアニメ版(日本テレビ)のナレーションを務めることが関係者への取材で分かった。
「闘牌伝説アカギ 闇に舞い降りた天才」では、声優の古谷徹さん、「逆境無頼カイジ」では声優の立木文彦さんと、“福本アニメ”はナレーションが毎回注目されてきたが、今回も話題を呼びそうだ。

 「中間管理録トネガワ」は、萩原天晴さん原作、橋本智広さんと三好智樹さんが作画を担当。「カイジ」シリーズに登場する巨大企業・帝愛グループの幹部・利根川幸雄が、上司である兵藤会長の気まぐれや、部下の
「黒服」たちの的外れな行動に振り回され、中間管理職として苦悩する姿をコミカルに描いている。「このマンガがすごい!2017」オトコ編第1位を獲得しており、シリーズ累計発行部数200万部(電子書籍含む)を突破している。

 テレビアニメ版は、主人公の利根川の声を声優の森川智之さんが務めるほか、羽多野渉さん、島崎信長さんら人気声優が「黒服」の声で出演。さらに兵藤和尊役で、津嘉山正種さん、カイジ役で萩原聖人さんの出演も決まっている。

 「アカギ」「カイジ」のテレビアニメも手がけた日本テレビの中谷敏夫プロデューサーは、「福本モノにおけるナレーションには、強烈な個性や主張が必須」とした上で「ハードな人間ドラマのカイジに対して、
真逆の悲哀を帯びたギャグ。完全に似て非なるもの」とコメント。これまで培ってきた“福本アニメ”での延長線上にありながら、新しい爪痕を残す必要性があると感じて、川平さんの起用を決めたとしている。

 テレビアニメ「中間管理録トネガワ」は2018年7月から日本テレビの深夜アニメ枠「AnichU」で放送される。

https://mantan-web.jp/article/20180531dog00m200007000c.html