アニメ・映像に関連したコンテンツの企画・製作・コンサルティングを行うコウダテが、5月18日より作画をしないアニメスタジオ「No Pictures(ノーピクチャーズ)」を始動した。
既存の版権イラストや著作権フリーの素材、写真、ご当地キャラクター、コミックデータなどを有効活用することで、工程を圧縮し制作費を抑えたアニメ制作を行っていく。

現在のアニメ業界は過去最高の市場規模に達する一方、作画を行うアニメーターを中心にスタッフ不足が深刻化。
制作現場の疲弊が進んでいるが、コウダテは「もう既に世の中には、消費しきれないほどの多くのコンテンツが溢れかえっているのではないでしょうか」と指摘する。

このたび立ち上げられた「No Pictures」では、その発想から既存の版権イラストや著作権フリーの素材、自治体のご当地キャラクター、コミックデータなどを活用。
作画を行わないがゆえに、企画から制作物の完成まで数年掛かっていた工程を圧縮し、近年高騰化が進んでいた制作費についても抑えられるという。
アイデア次第では、死蔵してしまっているコンテンツを再生させることもできる試みだ。

アニメの形式は「Flashアニメ」「モーションコミック」「コマ撮りアニメ」などが想定されており、料金は「ライトプラン」「フリープラン」の2パターンを用意。
ミニマムの「ライトプラン」については、1アニメあたり3万円(条件設定あり)からの制作となる。
詳細は「No Pictures」公式サイトまで。

http://www.animeanime.biz/archives/44778