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――なるほど。本作には様々なスタッフの方が関わっています。どのような基準でスタッフィングされたのでしょうか?
須藤:最初にアニメ化したいと言ったときに、竹書房さんにお伺いして許可をいただきましたが、そのときはまだ
制作会社が決まっていなくて。
そこで、私は上坂すみれさんの音楽の担当もしていまして、1stアルバム「革命的ブロードウェイ主義者同盟」のアニ
メPVを、神風動画さんにお願いしていたことを思い出したんです。
そのご縁で「こんなクソマンガなんですけど……」という話を持ち込んで、引き受けていただいたことがスタートになります。

神風動画さんにお話しに行ったときに、様々なご提案をいただきました。
そもそも原作自体が哲学だったので、どうしようかという話になった際、バラエティ感を出していく方向性に決定しました。
オムニバスと言いますか、ショートショートの形……例えば『ウゴウゴルーガ』のような内容で展開することが決まり、
最初の座組が固まりました。

――たしかに、あのアニメをバラエティ番組と言われれば、どこか納得できるような気が……?
須藤:私は元々バラエティをはじめとする実写が好きなんです。
昨年4月に放送していた、「上坂すみれのヤバい○○」は、私がキングレコードに入社してから、初めて実写バラエティ
を立ち上げることができたので、今度はそれのノウハウを活かして『ポプテピピック』でやってみようかなと思い、
今回の形になりました。