ゲームソフトの価格は1本5000円〜1万円と高額だ。それだけに購入したゲームがひどいクオリティだったときには他の何にも代えがたい絶望感に襲われることとなる。このようなゲームは人々からクソゲーと分類されてきた。
・ただただ不快な究極のクソゲー
クソゲーはクソゲーなりにツッコミを入れながら楽しむことができると思っている人もいるかもしれない。しかしそれは幻想である。クソゲーには愛されるクソゲーと愛されないクソゲーの2種類があり、前者ならツッコミを入れながら楽しむことができるだろう。しかし後者はただただ不快な気分にさせられる最低なゲームだ。プレイしていてもまったく笑えず、苦痛しか感じられないまま速攻で電源を切る。そんな愛されないクソゲーも残念ながら数多く存在するのだ。
そこで今回は編集部の独断と偏見で選定した「愛されない伝説のクソゲーランキング ワースト10」を発表する。対象となるゲームは日本で発売されたゲーム機のソフトで、PCゲームや海外ゲームは含まないこととする。
・愛されない伝説のクソゲーランキングワースト10
1位 トランスフォーマー コンボイの謎
横スクロールのアクションゲームだが、主人公は敵に触れたり弾に当たれば即死。しかも敵の弾が極端に小さく、攻撃数も多いために開始数秒で即死を連発してしまい、瞬く間にゲームオーバーとなってしまう。なぜやられたのかさえ把握できないレベルで殺されまくるという不愉快極まりないクソゲーだ。
2位 星をみるひと
最低最凶のRPG。タイトル画面が終わると何の説明もなくフィールドに放り出され、ストーリーがまったくわからない。序盤から強敵が出現しまくり、しかも逃げられない。フィールド上でいつの間にかダメージを受け、死んでから気付くなど、説明一切なしで無茶苦茶なことが起こりまくる、ただただ不快なゲームなのだ。
3位 里見の謎
縦に進んでいくだけでゲームを進められるという画期的なシステムが導入されたRPGだが、それ以前にシナリオが意味不明すぎる上に、登場人物の名前を自動(ランダム)で決めるシステムがヤバイ。ひらがな5文字がランダムで並べられ、「ーぃゑーっ」というように読めない名前になることも多い。
4位 キテレツ大百科
何故か意味不明な世界観になってしまったアクションゲーム。移動中に突然重力が逆転してキテレツが画面上部に飛んで即死するなど全体的に難易度が高く、原作の世界観をぶち壊しまくっている。
5位 エグゼドエグゼス
2人同時プレイのできるシューティングゲームだが、まともにプレイできるのは序盤のみ。敵が増えてくると激しく画面がチカチカし始め、ゲームをまともにプレイできなくなる。敵機ではなく眼精疲労との戦いとなってしまうのだ。
6位 ストリートファイター2(ゲームボーイ版)
スーパーファミコン版のストリートファイター2が大ヒットしたのを受け、なぜかゲームボーイでも出してしまった問題作。ファミコンのゲームの移植でさえも目いっぱいなゲームボーイでスト2を再現するという時点でグズグズになることは誰もが容易に想像できたはずである。
7位 舛添要一 朝までファミコン
ますぞえである。
8位 ジーコサッカー
なぜかマウスで操作をするスーパーファミコンソフト。サッカーゲームなのに対戦モードはなく、世界24カ国の変名チームと実名の鹿島アントラーズが登場するという謎設定。大量に売れ残ったのかワゴンセールの常連で、10円でたたき売りされていることもあったそうだ。
9位 北斗の拳7
スーパーファミコンで発売された史上最悪の格闘ゲーム。奥義を出すのがとてつもなく難しいのに、奥義を使わなければ相手をKOできない。しかも時間経過で体力が回復するため、対人戦では奥義を出せないまま、ただただ時間だけが過ぎていくことになる。
10位 光GENJIローラーパニック
1980年代後半の人気アイドル・光GENJIのゲームなのだがストーリーが凄まじくひどい。メンバー7人のローラースケートが盗まれたため一般人と一緒に事件を解決させるというものなのだが、そもそも警察に通報するべきであり、ローラースケートを買い直せば一発解決である。登場するメンバーのグラフィックがまったく似ておらず、目が死んでいるのもつらい。
・ネタでもプレイすることは推奨できない
これらのゲームは残念ながらとても楽しむことなどできない。ツッコミ要素のない、ただただ不快で愛されないゲームなのである。もはやゲームと呼べるのかさえも疑問符がつくレベルだ。
しかしここまで突き抜けたクソゲーが反面教師として存在したからこそ、たくさんの素晴らしいゲームが誕生してきたのだろう。プレイすることは推奨できないが、記憶にはしっかり留めておきたい。

http://buzz-plus.com/article/2017/08/10/aisarenai-kusoge/