作家の川端康成は気軽に他人と話せなかったらしい
編集者が川端の家に行くと、ソファに向かい合って座っていても、
川端は緊張していて言葉が出てこなかった
編集者もそんな川端に話しかけにくくて、互いに無言で緊張した
状態が続いたらしい
これでは話にならないので、編集者が「それでは帰ります」と言う
と、川端は「まだいいじゃないですか」と引き止める言葉を発した
そうだ