「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」などの作品で知られ、
4年前に長編映画の製作からの引退を表明していた宮崎駿監督が、
引退を撤回して長編アニメーション映画を作り始めたことを、スタジオジブリが明らかにしました。

スタジオジブリは19日、公式ホームページで、現在76歳の宮崎監督が「引退撤回」を決断して
新作の長編アニメーション映画を作り始めたことを明らかにするとともに、そのためのスタッフの募集を始めました。

この中で、製作を始めた理由について「作るに値する題材を見出したからにほかなりません」と説明し、
「年齢的には、今度こそ、本当に最後の監督作品になるでしょう」と記しています。

宮崎監督は「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」など数多くの大ヒット作品を生み出してきましたが、
平成25年に長編アニメーションの製作からの引退を表明し、その後は短編アニメーションの製作を続けていました。

その際の心境について、スタジオジブリのホームページには、
「昔からの大切な仲間を何人も亡くし、自分自身の終焉に関してより深く考える日々が続きました」と記されています。

スタジオジブリによりますと、新作の具体的な内容はまだ公表する段階ではなく、公開の時期も決まっていないということです。

以下ソース:NHK 5月19日 17時54分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170519/k10010987961000.html