丹後の聖地をポケモンの聖地に−。宮津市と天橋立観光協会は、天橋立一帯を紹介するイラスト地図「日本の聖地 天橋立三所詣GOワールドマップ」を作った。スマホゲーム「ポケモンGO」を提供するナイアンテック社公認で、ゲームの拠点ポイントを盛り込んだ。公認マップは西日本初。

 日本三景の「海渡る参道」天橋立でつながる、1300年の歴史を持つ古刹三所(智恩寺、元伊勢籠神社、成相寺)を巡る「聖地周遊ルート」を多くの人に知ってもらおうと作成した。

ナイアンテック社公認で作った三所詣GOマップ。雪舟が名所を案内

 古刹三所と天橋立駅一帯はポケストップ、ジムが多くあり、特に史跡やモニュメントが多い天橋立の松並木は30カ所以上が密集。あまり見かけないポケモンも、よく確認されている。そこで京都府がマップ制作に協力し、府とナイアンテック社の観光振興連携に基づき、周遊ルート上にあるゲーム上の拠点を掲載することができた。

 水墨画家で禅僧の雪舟等楊が各所を案内するというコンセプトで、マップは雪舟が描いた国宝天橋立図をモチーフにした。特に見ておきたいポイントについては、写真や解説を添えている。

名所とポケストップ、ジムを記した

 天橋立駅の観光案内所などで13日から2千部を配布しているほか、観光協会のホームページからダウンロードできる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170317-00010003-rtn-l26