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【連盟所属】中村慎吾 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001焼き鳥名無しさん
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2017/04/16(日) 13:33:06.09ID:KgzWxdMK
日本プロ麻雀連盟所属の中村慎吾プロ。
女性関係の噂や口臭などさまざまな情報がありますが、情報や噂の真贋も含めて中村プロの魅力について語り合いましょう。
0105焼き鳥名無しさん
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2017/05/10(水) 19:21:13.25ID:+WxfQ9no
時は2027年5月。
第43期鳳凰位・中村慎吾・・・彼は物思いにふけっていた。
「プロ麻雀団体戦・・・勝てるだろうか」
現役鳳凰位として出場する彼だが、チームメイトは最近奮わない者ばかり。
すっかりベテランの域に入っていた攻めダルマ佐々木寿人は健在も、その他のベテランはやる気なし。
実力のある現会長の瀬戸熊や顧問の藤崎は経営に追われ参加は難しい。
「いったい誰を出せばいいのか」
彼は結論を出せずにいた。
「何を悩んでいるんだ」
一人の男が声を掛けた。
0106焼き鳥名無しさん
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2017/05/10(水) 19:29:19.79ID:+WxfQ9no
声を掛けた男・・・井出康平。
人気女流雀士との婚姻で麻雀界を驚かせたが、奥さんに愛想をつかされ離婚していた。
「俺がやってやる。慎吾は安心しとけ」
「井出さん、D1リーグですよね」
「うるさい!本番に強いタイプだ」
結局、井出康平は出場することになった。あとはやる気があまり感じられない者ばかり。
白鳥、猿川には本来期待したいが、鳳凰位を取れずにふて腐れている有り様。
内川も最近不振だ。あまり期待できない。
男プロはやる気がない者ばかりなので、女流からも選出。
ベテラン和久津と井出康平の元妻の姉である二階堂瑠美の参戦が決定。
「あと一人、誰にするかな」
0107焼き鳥名無しさん
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2017/05/10(水) 19:36:41.38ID:+WxfQ9no
本来なら佐々木寿人で決まりだが、中村とは関係が良くない。中村の口臭が気にいらないとの一点張りだ。
すると、井出が声を掛けてきた。
「あの人が出てくれる」「あの人?」
あの人とは・・・ミスター麻雀・小島武夫。まさかの出来事に驚きを隠せない中村だが、とにかく八人揃った。
相手は、最高位戦、協会、そして前年に麻将連合を吸収したRMUだ。
特にRMUは強気で、代表の多井が優勝宣言している、
「俺たちが勝つ。さあ、行こうか」
中村慎吾は他のメンバーに声を掛けた。
中村、井出、白鳥、猿川、内川、和久津、二階堂瑠美、小島武夫。
勝つ自信はないが、やるしかない。
0108焼き鳥名無しさん
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2017/05/10(水) 20:10:15.66ID:+WxfQ9no
いよいよ対局が始まった。
連盟としては、僅差で大将戦に持ち込み、鳳凰位の中村慎吾でポイントを稼ぎたいところ。
しかし、いきなりつまづいた。
和久津はプラスの2位とまずまず。二階堂は3位だが、白鳥と内川がラス。
特に内川はハコ下になってしまった。
その次に対局の四人は、小島がラス、猿川が暴牌勝負が運良く奏功してトップ、エンターテイナー井出は華麗にラス。
そして鳳凰位中村は順当にトップとなっていた。大トップだったこともあり、中村は現時点で個人成績もトップであった。
0109焼き鳥名無しさん
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2017/05/11(木) 06:11:17.37ID:38v0gETj
対局は2日目、3日目と進んで行くが、ジリジリと連盟は沈んで行く。瀬戸熊会長がゲキを飛ばしたもののあまり効果がなく、じり貧状態である。
中村慎吾も個人成績はトップではなくなっており、悪くはないものの物足りない成績となっていた。盟友?の井出は参加者全選手中30位と奮わない。
そしてついに最終日。最終日は大将戦が控えていたのだが、チームが不甲斐ない状態で、鳳凰位・中村は責任を感じていた。
「俺の責任だ。俺がもっと強ければ」
そこへふと現れたのが、関係があまり良くない佐々木寿人であった。
「攻めの気持ちが足りない。あと、お前の口臭は対局者を不快にさせる武器になるはずだ」
そうか・・・口臭があった。
鳳凰位を獲得したときも、佐々木を含む対局者は麻雀に集中できていなかった。
中村はいつものブレスケアを止め、勝負に挑むことにした。
0110焼き鳥名無しさん
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2017/05/11(木) 06:20:37.36ID:38v0gETj
最終日はまだ各団体に優勝の可能性が残っており、熾烈を極めた。
ときには怒号が飛び交うほどピリピリしていた。
ここにきて内川が爆発的に勝利。以前の勢いを取り戻したようであった。小島は年齢には勝てず、個人成績は32人中31位と奮わないが、彼の最後の対局では昇り調子の若手に勝つなど意地は見せた。
二階堂は個人成績はちょうど真ん中くらい。最後の対局前に不安そうな顔をしていたため、肩に手をまわし、中村慎吾が耳元で囁いた。
「いつも通りにやれば勝てるさ」
囁いた瞬間に二階堂がすぐに顔をしかめながら離れて行った。理由はわからない。
井出に関しては実力不足で、ここでは見劣りするのだが、RMUのベテランプロに一泡吹かすなど、彼なりには頑張っていた。RMU代表多井も、井出の奮闘は意外だったようで、驚きを隠せないようであった。
0111焼き鳥名無しさん
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2017/05/11(木) 06:37:16.11ID:38v0gETj
そして最後の大将戦。ここまで3位の連盟は、トップまで約100ポイント。ポイント倍で行われるため、逆転優勝のチャンスはある。
連盟は中村慎吾、最高位戦の村上、協会は現雀王の大浜、RMUは元麻将連合の小林。
対局がスタートしたが、中村に手がなかなか入らない。協会の大浜の調子が良いようだ。満貫ツモをいとも簡単に行っていく。大浜と無理のリーチ合戦の様相だが、何とか割り込みたいところだ。
中村に勝負手が来たのは南1局。配牌でピンズが10枚。これは絶対ものにしたいところである。しかし、久々の良い手で緊張したのか、口臭がいつもよりきつくなり、それで他の三人にわかってしまい、潰されてしまう。
「もうだめだ・・・このままじゃ」
その時、突然大声で叫んだ者がいた。
「勝負はこれからだ!諦めてはいけない」
連盟のサポートの面々であった。しかし、対局中に大声を出してしまったので、連盟にはペナルティが課せられる。
ペナルティがなんだ。まだやれる。
中村はいるはずもない彼女を妄想し、気を引き締め、次の対局に臨む。
0112焼き鳥名無しさん
垢版 |
2017/05/12(金) 10:04:06.88ID:zBdfgXs5
しかし、運命は中村には味方しなかった。南2局以降手が入らず、放銃を避けるので精一杯。
そして・・・対局終了。半荘結果は中村は3位。
チーム成績も最終結果としては3位となり、優勝を逃した。
「ああ、終わったか・・・俺の責任だ」
中村がそう呟いた瞬間、後頭部に激痛が走った。
中村が振り向くと、握りこぶしをグーにして怒りの表情をしている井出の姿。
そして、その後ろには連盟チームとしてともに戦ったメンバー。連盟会長の瀬戸熊もいる。全員が怒りの表情だ。
「慎吾、お前ならやってくれると信じたのに、何てザマだ!」と井出。
自身は全く奮わなかったことを棚にあげて、中村を責める。
そして、静かに瀬戸熊が口を開く。
「中村、このたびの戦いは鳳凰位としては情けない戦いだ。今日この時間をもって、鳳凰位を剥奪する」
「そ、そんな・・・」
中村は絶句するも、味方は誰もいない。
そして・・・
0114焼き鳥名無しさん
垢版 |
2017/05/12(金) 20:13:28.38ID:3RRwNF2/
結局、中村慎吾は鳳凰位を剥奪され、その上C1リーグまで陥落することになった。
「何故だ、何故こうなってしまった」
ちなみに、鳳凰位戦で2位になっていた佐々木寿人が鳳凰位を名乗ることになっていた。
失意の中、口臭仲間だと勝手に認識していた、現雀王の協会・大浜に連絡をとるが、無視されてしまい、どうして良いかわからなくなっていた。
気安く話せる仲だと思っていた井出康平とは、大会以来話していない。ラインもブロックされているようだ。
それどころか、ラインで繋がりのある連盟員全てからブロックされているようである。
全てを失った中村慎吾。彼は麻雀連盟を退会することにした。
「旅に出よう。きっといい出会いがある」
そう信じて、中村はあての無い旅に出るのであった。
そうだな、都会がいい。雀荘で生活費を稼げる。東京がだめなら大阪か、名古屋か、福岡か。新幹線の切符売り場で行き先を決めよう。
中村慎吾の旅が、今はじまる。

《END》
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