2021・4・26 朝日新聞大阪版

ワクチン接種 年齢順に整理番号
 会社員 井上結香(神奈川県 59)

 高齢者へのワクチン接種がが始まった。東京都八王子市のように、先着順で予約を受け付けた自治体の混乱ぶりが大きく
報道された。これから先も行政は「何度電話してもつながらない」という遅れ医者の困惑のと落胆を放置し続けるつもりだろうか。
報道機関も「絵になる」椅子取りゲームを追い続けるのだろうか。

 そもそも行政は、住民すべての生年月日を把握している。そこで、エクセルなどを使って、ワクチンの接種対象となる高齢者を
年齢順に並べ替え、最高齢の方から順に一人一人整理番号をふって接種券を送付するという方法はどうだろう。

 接種は常に整理番号の若い人から行うことにする例えば「4月×日は整理番号1〜49番、〇日は50〜99番の方が対象です」
などと案内する。指定された日に接種できなくとも常に整理番号の若い人が優先なので、後日行けば必ず先に接種を受けられる。
高齢夫婦の場合は、年長者を基準として連続する整理番号を発行すればいい。

 予約に到達するまで持てるエネルギーを浪費させ、高齢者の心をもてあそぶようなやり方はやめ、公平性と効率性を確保すべきである。