【新冷戦 (米国、東アジア)】
●「《米政界の重鎮ら》 「米国は中国を容認しない」と指摘 《クアッドへの韓国の参加も要請》」(「朝鮮日報:2021/04/20 22:04」)

<出典> http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/20/2021042080200.html

「中国通とされる『米国の元議員たち』は、経済的に成長するにつれ『既存の国際秩序に挑戦し周辺各国を脅かす中国に対し、強い懸念を表明した』。
 元議員たちは、韓国など一部の同盟国が中国けん制に向けた『米国の取り組みへの参加を躊躇していることについても、不満を隠さなかった』。」


「米国の元連邦議員連盟(FMC)のメンバーで、『最高の中国専門家として知られるボブ・カステン元連邦上院議員』(共和党)は、中国による南シナ海の軍事基地化、香港民主化運動の弾圧、新疆ウイグル自治区とチベットでの人権弾圧、台湾に対する軍事挑発などに言及した。
 「かつて米国には、中国が経済的に成長するにつれ責任感のあるパートナーになるとの期待があり、中国もそうすると約束していたが、現在はこのような中国の公約に疑問を呈する状況だ」と述べた。」

「カステン元議員は「中国の繁栄は(周辺各国の)敵対的外交政策を呼び起こすだけで、全世界にプラスの影響を与えていない」「米国はこのように敵対的・攻撃的な態度を取る中国をけん制せざるを得ない」と述べた。
 また「米国はこれ以上、『台湾などに対する中国の敵対的な振る舞いを容認しないだろう』」として「民主・共和に関係なく、超党派的に『中国に対してはるかに攻勢的な立場を取る』ことを知っておかなければならない」と述べた。」


「米中通商問題の専門家、『ドン・ボンカー元連邦下院議員』(民主党)も「かつて米国の脅威だったロシアは、核・軍事力以外の分野では米国のライバルではなかったが、中国はさまざまな分野でグローバルリーダーとしての米国を追い越す直前だ」として「米国だけでなく多くの国々にとって脅威になっている」と指摘した。」

「元議員たちは中国に対する米国の「反撃」が、先端技術分野で際立ってくるとの見方を示した。」