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やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その120

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垢版 |
2019/12/01(日) 16:10:25.70ID:BqOHBx7r0
11月15日(金)朝日新聞東京版朝刊文化面

「赤狩り」生きた元俳優 102歳の警鐘   「非米」飛び交ういま「疑問投げ続けて」

芸能人が政権を批判すると「仕事を干される覚悟」となる日本。堂々と政治に物申す
ハリウッド俳優を引き合いに出してうらやむ人も多いが、表現の自由を掲げる米国も
60〜70年前は、干されるどころか刑務所行きだった。冷戦下の「赤狩り」で
多用された「非米(Un-American)」という言葉が飛び交うトランプ時代、俳優として
追放の浮き目に遭った102歳のマーシャ・ハントさんに当時を振り返ってもらった。

第2次大戦後、米国の資本主義陣営と旧ソ連の共産陣営との冷戦が勃発すると、
共産主義者とみられた人たちが米国で次々と糾弾された。「赤狩り」だ。

ハリウッドは、映画を通じた左派思想の浸透を恐れた当局の標的に。1947年、
脚本家や監督10人「ハリウッド・テン」が下院非米活動調査委員会に召喚された。
共産党員かどうか聞かれた10人は憲法修正1条の表現や思想・信条の自由を楯に
証言を拒み、議会侮辱罪で有罪となった。

彼らを支援し抗議するため「カサブランカ」(42年)などで知られる俳優ハンフリー・
ボガートや、ローレン・バコール、ダニー・ケイ、ジェーン・ワイアットらが
ワシントンへ向かった。ハントさんもその1人だった。「米国旗に敬意を表す愛国者
として、信念をもって抗議に行きました。正しい側に立ち、自分の信じるものを信じ、
権利を守ろうとしたんです」

(続く)
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垢版 |
2019/12/01(日) 16:23:59.23ID:BqOHBx7r0
>>213
(続き)

「高慢と偏見」(40年)などに出演、44年には映画関係者が選ぶ「明日のスター」に
ランク入りし、米誌ライフの表紙も飾ったハントさんは当時、米映画俳優組合の役員
でもあった。

役員就任まもない45年には舞台装置製作者らのワーナー・ブラザーズ前でのストにも
足を運んだ。「早起きをして見に行きました。するとスタジオの屋根から岩のような
重いものが落とされ、ストの人たちが蹴散らされたんです」と弾圧の様子を振り返る。

10人が刑務所に収監された50年、ハントさんら映画・音楽界の約150人を
あげつらった反共冊子「レッド・チャンネルズ」が出回り、テレビ番組の仕事が突如
消えた。「共産主義のことは何も知らない、と3大ネットワークに書き送りましたが、
だめでした」

コロンビア・ピクチャーズの「The Happy Time(原題)」に出演が決まると、
スタジオ側から電話で「活動を後悔している声明文に署名せよ。さもなくば映画に
金輪際出られない」と迫られた。「『署名は自分の考えに反している』と拒みました」

降板は何とか避けられたが、映画出演はその後、ぐっと減った。一方、ボガートは
その後、抗議の旅は「軽率だった。ばかですらあった」と後悔を表明、映画界で
活躍し続けた。対照的だ。

「アカと見なされた人たちをとにかく雇うなという状況でした。反体制は政府を弱体化
させ、おとしめることだとされたんです。違う考え方があるだけで、敵・味方の話では
ないのに」

(続く)
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垢版 |
2019/12/01(日) 16:30:31.04ID:BqOHBx7r0
>>214
(続き)

ハントさんは国連の活動に参加し親善大使にもなったが、そこでも危険と隣り合わせ
だった。ロサンゼルスで62年、国連への極右の脅威を語る討論会でに出た最中、
一緒に登壇した2人の自宅が爆破された。

トランプ時代の今、「非米(Un-American)」という言葉が飛び交っている。「他者を
見下し、誰かを危険視することに魅了される人たちがいるから、こうした言葉が出るの
だと思います。人はそれに乗っかるわけです。同じことを繰り返してはいけません。
社会がまた破壊的になります」

ハントさんは次世代に向かってこう語った。「信じるに足る答えを得るようにして
ほしい。誰もが持つ権利です。納得いく答えが得られなくても、さらに疑問を
投げ続けることです」

(終り)
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