>>353
(続き)

何もわかっていないくせにとか、だったら対案を出せとか、政治に意見するとすぐ、
型通りの批判が飛んでくる。それでも、こうありたいとか嫌だとか、思ったことは
ちゃんと言葉にしていきたい。つたなくたって全然OK。個人的なことは政治的な
こと。思う。伝える。政治参加の第一歩だ。

その意味で、ファッション誌「ViVi」の企画、どんな世の中にしたいか、
キラキラの若い女性が主張するのは素敵なことだ。しかし、そのメッセージTシャツの
袖に自民党のシンボルマーク、しかも参院選を控えたこの時期にとなると、キラキラは
濁ってギラギラとなり、ズブズブという音まで聞こえてきそうだが、「政治的背景や
意図はまったくない」と説明してしまう講談社はあまりにダサい。政権与党との
タイアップに政治的背景も意図もないというなら、いったい何があったのか。
催眠術にでもかかっていたのだろうか。

自民党側の責任者、甘利明選対委員長は「『自民党をよろしく』というメッセージは
書いていない。自分たちが『こういう世の中になってほしい』というメッセージを
Tシャツに、何の制約も何の要請もなく書いてもらっている」から問題ないという
趣旨のことを言っているが、ブブー。だからより、罪が深いんじゃないのか。

(続く)