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赤報隊事件(Wikipedia)

2人の記者が殺傷された朝日新聞阪神支局

1987年(昭和62年)5月3日(国民の祝日:憲法記念日) 午後8時15分概要

2人の新聞記者が殺傷され、2人の首相が脅迫されたテロ事件で、次の事件がある。

朝日新聞東京本社銃撃事件
朝日新聞阪神支局襲撃事件
朝日新聞名古屋本社社員寮襲撃事件
朝日新聞静岡支局爆破未遂事件
愛知韓国人会館放火事件死亡者 1人負傷者 1人犯人 「赤報隊」を名乗る。動機 靖国参拝、教科書問題、国家秘密法などとの関連が指摘されている。


「赤報隊」による事件

犯人が送りつけた犯行声明文(朝日新聞東京本社銃撃事件)  朝日新聞東京本社銃撃事件

1987年1月24日午後9時頃、朝日新聞東京本社の2階窓ガラスに散弾が2発撃ち込まれた[7]。その後、「日本民族独立義勇軍 別動 赤報隊 一同」を名乗って犯行声明が出された。

そこでは自分たちを「日本国内外にうごめく反日分子を処刑するために結成された実行部隊」とし、さらに「反日世論を育成してきたマスコミには厳罰を加えなければならない」
「一月二十四日の朝日新聞社への行動はその一歩である」「特に朝日は悪質である」と朝日新聞に激しい敵意、恨みを示し、マスコミを標的としたテロの継続を示唆する内容だった[8]。


■事件の背景と犯人像に関する推測
時代状況

1982年末に誕生した中曽根政権は国家主義的色彩を強め[注 3]、靖国神社公式参拝、建国記念日式典に首相として初めて参加した。
1985年8月15日、中曽根首相は靖国神社に公式参拝したが、中国・韓国両国は公式参拝を強く批判し、中国では全国で抗議デモが起きた。