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2018/12/27(木) 22:15:26.60ID:6KqZXi5H0(続き)
――『消滅世界』(2015年)は夫婦の性交渉は忌むべきもの、人工授精で産むのが
「正しい」とされる世界です。
「現実の仕組みを知りたいという気持ちが強かった。そうではない仕組み、たとえば
科学技術が発達して男の人が子どもを産めるようになったら、全く違う世になる。
『消滅世界』を書きながら、セックスが消えても繁殖できる私たちについて考えて
いました。未来ではセックスをする方が少数派になっているかもしれない。『え?
君はセックスしたことがあるんだ、珍しいね!』と。今でも性交渉なしで子どもは
作れるし、セックスはマストではない。でも、している。その変さに興味があります」
(続く)