>>565
(続き)

 ――安倍首相は清和研ですが、自民党には経世会の系譜の政治家もいるはずです。
 沖縄と積極的にかかわろうとする自民党議員が少ないのは、なぜでしょうか。

「自民党にもリベラルな考えの先生もおられるですが、小選挙区制の下、党本部や
首相官邸に刃向かえないというのも大きいでしょう。ただ、それが今の自民党の幅を
狭めていると思います。何らかのかたちで沖縄にゆかりのある方は、ぜひ沖縄に想いを
寄せていただきたいのですが……」

 ――17年7月、雄治さんは那覇市議に当選。14年県知事選で雄志氏を推して
 自民党県連から除名処分などを受けた議員らでつくる政治団体
 「新しい風・にぬふぁぶし」に所属しています。翁長家3代目の政治家となった
 わけですが。

「兄弟姉妹で僕が一番政治家に向いていないと、父は母に言っていたみたいです。
軽すぎるのかな。ただ、最後は『若いやつが政治に燃えたら誰にも止められないん
だよ』と母を説得したらしい」

(続く)