2018年5月24日(木) 中日新聞 発言
多様な考え新聞でこそ 服部有哉 介護職員 (岐阜県関市) 28歳
 
 昨今はインターネットやスマートフォンなどの普及により、どこにいてもいろいろな
情報を瞬時に得られるようになった。スマホやパソコンで情報を得られることはとても
便利だが、表面的な内容しか分からないことが多い。そこで新聞を読むことをお勧め
したい。

 私は社会人になってから本紙と全国紙を購読している。取り上げられている記事は
それぞれ異なり、見出しや論調が違う。それらを比較しながら読むと、世の中には実に
多様な考え方があることが分かる。記者がそれこそ心血を注いだであろう記事を日々
読むことで、読解力はもちろん文章を書く力も向上するのではないか。

 若者を中心に「新聞離れ」が叫ばれて久しいが、新聞に触れることはさまざまな事象や
考え方を知るきっかけになると私は思う。案外、ネットよりも多くの情報を得られる気が
する。私が新聞を読むのは他の誰でもなく自分自身のためだ。

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 中日新聞は、4月末から5月初めにかけ、中高生女子からの「ネットよりも新聞の方が
断然良い」とする投稿を次々に掲載していました。これもその流れの一環か?
 投稿内容を見れば、かつてテレビばかり見る子供たちに、本を読め、活字に触れろ、
と言っていた大人たちと全く変わらない、陳腐なテンプレもどきに過ぎないのですが。