>43歳・中川登志男・神奈川県寒川町議……「五輪と国家は切り離して!」【毎日新聞 2018年4月16日】
http://www.town.samukawa.kanagawa.jp/chosei/cyougikai/gikaimeibo/1442207343106.html

 拉致問題が解決しない限り、2020年の東京五輪・パラリンピックへの北朝鮮参加を拒否すべきだ
という11日本欄の意見 https://mainichi.jp/articles/20180411/ddm/005/070/018000c  に、
私は賛同できない。五輪憲章には「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争
であり、国家間の競争ではない」とある。拉致問題は日本と北朝鮮との国家間の課題であり、スポーツとは
切り離して考えるべきだ。

 そもそも開催国(正確には開催都市)が特定の国の選手団の参加を拒むことを許してしまっては、五輪
自体が成り立たなくなる。インドで開催された場合、対立するパキスタン選手団の参加を拒めるのか。
イスラエルで開催されるとして、アラブ諸国の選手団の参加を拒めるのか。認めれば際限がなくなってしまう。

 「北朝鮮選手団を参加させるくらいなら、東京五輪開催を返上すべきだ」という意見なら分かるが、
「東京五輪は開催するが北朝鮮選手団は来ないでくれ」というのは、国際社会の理解を得られないだろう。

==https://mainichi.jp/articles/20180416/ddm/005/070/019000c 東京 朝刊 みんなの広場==

薄っぺらい正論はやめろや。