>53歳 フリーライター 飯島純二

▼今こそ民主主義が試される!====(神奈川県 2018/03/15 声 朝日新聞)

 森友学園の国有地取引に関する財務省の決裁文書の改ざんが大きな問題になっている。だが、報道を
見聞きしていると、私が考えている反応とはかなり違う。

 私は、この案件は行政府の民主主義への挑戦のように思える。なぜなら、財務省はこの改ざんした後、
決裁文書を国会と大阪地検に提出しているからだ。決裁文書という公文書を改ざんしただけでなく、
それを臆面もなく国会と大阪地検に渡し、欺こうとしたわけである。

 この点からすれば、この案件は、事実関係の公表、そして内閣総辞職以外に行政の信頼を回復する
手立てはない。

 にもかかわらず、所管大臣の麻生太郎財務相のひとごとのような発言は言うまでもなく、事柄を矮小化
しようとする一部の政治家や、政治評論家と名乗る人の中にも「辞任までは発展しない」と語る人もいる。
ここで感じるのは、この改ざんへの反応は民主主義へのリトマス試験紙なのだということだ。
このことを重視しようとしない人は、民主主義というものを深く理解していないか、あえて軽視しようと
しているか、どちらかだ。政治家だけでなく、日本人一人ひとりが試されているのだと思う。

==== https://digital.asahi.com/articles/DA3S13402880.html ====

そんな大げさな事か?