信濃毎日新聞 3月8日

五輪主役は個人国家色薄めたい  安曇野市 丸山徹子 (主婦・83)

平昌冬季五輪では日本選手も好成績を挙げ、良かったと思います。しかし、ふと「オリンピック
は参加することに意義がある」という言葉を思い出します。五輪は元々、平和でより良い世界を
つくることが目的のはずです。今、それは忘れられ、国の成績を競い合っているというのが現実
ではないでしょうか。
スポーツは、元々は楽しみながら体力と技術をつけてゆくものだったと思いますが、五輪にはか
なり危険度の高い種目もあり、また、国家ぐるみのドーピングまで起きるようになりました。
本来の目的に立ち返るために、五輪から国家色をできるだけ取り去ることが必要と考えます。金
メダルの選手の国の国歌演奏や国旗掲揚などをやめ、演奏音楽は「見よ、勇者は帰る」など適当
なものにしてはいかがでしょうか。
世界には200近い国がありますが、限られた数の国がメダル獲得に血道を上げる大会ではなく、
個人が主役になるような大会が望ましいと思います。「国威発揚」のためのスポーツよりも、国
民が本当にいい生活をしていることが大切です。メダル至上の考えを改めることが大事だと思います。
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そんなに国というものが嫌いなのでしょうか。そうおっしゃるなら甲子園大会も国体も都道府県別に
競うのをやめろ、ということになるのですがね。