>>697
(続き)

権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する。

ゆえに権力に対しては、怒るべき時にきっちり怒らなければならない。公文書が改ざん
される国に成り下がったのだからなおさら、自分の身体をさらし、声を張って、この
時代を歴史に刻むしかない。

谷川さんの上記の詩には、次の一節が連なる。

新聞はもうひとつの口/正義に名をかりた大声のかげの/しいたげられた者の沈黙を/
無名のいのちの証言として/それは語る

  (終り)