官僚への事前説明を動画中継 原口議員の狙いとは 
山岸一生 
2018年2月27日22時54分

 衆院野党会派「無所属の会」の原口一博議員が、
国会での質問内容を事前に省庁の担当者らに説明する様子を
ツイッターで中継している。国会議員が委員会での質問を前に
省庁に説明する場を設けるのは慣例だが、動画で公開するのは異例だ。

 原口氏は狙いについて、あえて質問の趣旨も含めて明らかにすることで、
安倍晋三首相らがきちんと答弁しているかも見てもらうため、と説明している。

 原口氏のツイッターのフォロワーは約27万人。
今国会の衆院予算委員会でこれまで7回質問に立っており、
全衆院議員の中で最も多い。公開している動画には、
原口氏が省庁の担当者に政策の根拠となるデータを示すよう求め、
役所側が「きちんとお答えしたいので整理する」
などと応じる様子が記録されている。

 原口氏は取材に対し、
「ファクト(事実)とエビデンス(根拠)でやれば、
そんなに政策を間違えることはない」と話す。
働き方改革関連法案をめぐる労働時間の不適切なデータ問題では、
「エビデンス」が問われる事態になっている。
原口氏は
「全ての過程をオープンにし、事実を国民に知ってもらい、
判断の材料を提供する。
そんな詰将棋みたいな国会を心がけたい」と話している。

 原口氏のツイッターのURLは、(省略)(山岸一生)

https://www.asahi.com/articles/ASL2W6KJQL2WUTFK024.html