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2017/12/14(木) 21:54:59.74ID:tPlC8o3e0奔放に濃密に正直に 「ルージュの手紙」に出演 カトリーヌ・ドヌーブ (文・石飛徳樹)
インタビューの前夜、ドヌーブのトークイベントに顔を出した。最後に写真撮影の時間があったのだが、
彼女は「こんな夜遅くに撮影なんて!」と言い残してサッと引き揚げ、関係者を凍り付かせた。
フランスの大女優にはこうした厳しいタイプが少なくない。中でも彼女は別格だ。20歳で演じた
「シェルブールの雨傘」の可憐な女性を想像していると、大変な目に遭いそうだ。「ルージュの手紙」の
マルタン・プロボ監督も、彼女に会う前は「緊張のあまり神経がすり減った」という。
今回の作品には、彼女のこわもてのイメージが見事に生かされている。「私が演じたベアトリスは、
我が強くて後ろを振り返らない。そして人生が大好きなんです」。こんな答えからインタビューは
始まった。
生真面目な助産師クレール(カトリーヌ・フロ)の元に電話が入る。約30年前に姿を消した継母、
ベアトリスからだった。酒と賭博が好きで、奔放に生きる継母。久しぶりに再会した正反対の母娘は、
知らず知らずのうちに、互いに影響を受け始める。
「自分を良く見せるため、いつもきれいにマニキュアを塗り、髪もきっちり整えている。そんな女性を
想像して演じました」
(続く)