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憲法を軽々に変えるな=毎日新聞 2017年5月26日 東京 朝刊 みんなの広場

 安倍晋三首相が憲法改正に強い意欲を示している。憲法改正は本当に必要なのか。
改憲派が挙げる二つの理由について考えてみた。

 まず1点目の理由として「押し付け憲法だから」というもの。確かに、敗戦国である日本に対して、
連合国軍総司令部(GHQ)が憲法の草案を示し、それを基に作成させたという事実がある。

 しかし草案は理想の平和国家を掲げたものであり、当時の日本の知識人たちが、この草案をもとに
GHQと懸命に交渉を重ねて作り上げたことを考えると、押し付け憲法とは言えないのではないか。

 2点目の理由として、「時代に合わなくなってきている」というもの。私は今一度憲法の全文を読み直してみた。
基本的人権の尊重、国民主権、平和主義のどこにも時代に合わなくなった部分を見つけることはできなかった。
この三つが時代を超えた不変の真理だからだと思う。

 憲法は、時の為政者が政治がやりにくいからといって、軽々に変えてよいものではない。

====https://mainichi.jp/articles/20170526/ddm/005/070/009000c

淡い記憶が。この名前。