>無職 伊賀三江(千葉県 82才)

「核爆発は見るな」は竹槍だ(2017年5月1日 声 朝日新聞)

 北朝鮮情勢が緊張する中、”先輩”から「政府のサイトを見て」とメールが来た。

 内閣官房国民保護ポータルサイトを見た。「武力攻撃やテロなどから身を守るために」というパンフレットに、
核爆発時の留意点として「閃光(せんこう)や火球が発生した場合には、失明するおそれがあるので見ないでください」
「とっさに遮蔽(しゃへい)物の陰に身を隠しましょう」とある。

 マジで? 目を疑った。現代の核兵器はどのくらいの威力なのだろうか。想像することも出来ないので広島の原爆を想像する。
一瞬ピカッと空に光り、キノコ雲が空にのぼる。見るなと言われても、見なければ逃げられないので、見て、危険だと思ったら遮蔽物を探して隠れる。
出来るだろうか? ピカッと光った瞬間に、私は炭になっているのでは。

 この現実離れしたばからしさ。遠い記憶がよみがえる。終戦間近、本土決戦にそなえて皇国の少女に課せられた抵抗手段は「竹槍(たけやり)」だった。
太平洋上に展開する米艦隊に対して少年兵に与えられた武器は「回天」(人間魚雷)、すなわち自らの肉体を差し出すことだった。

 政府は昔から同じことを言っている。

====== http://digital.asahi.com/articles/DA3S12918106.html

「身を守るためにサイト」がなければないで「何故、国民に注意喚起しないのか?」と文句言うくせに…