信濃毎日新聞 3月15日

事の本質見ない防衛相の不見識  東御市 中沢清弘 (農業・69)

稲田防衛相の不見識な認識は、同相として、また、国会議員としても問題ではないだろうか。
防衛相は国会答弁で、戦前の「教育勅語」について「その精神は取り戻すべきだ」と述べた。
確かにその中には親孝行を奨励するといった点もある。しかし、教育勅語の問題の本質は、「
「勅語」という極めて非民主主義的な点にある。
戦前は、この教育勅語を中心に全ての教育は形成されていき、軍国主義と相まってあの忌まわ
しい大戦へと突き進んでいってしまった。その結果、日本人300万人以上の犠牲者が出た。
教育勅語の負うべき責任は非常に大きい。よって、稲田防衛相の発言は決して見過ごすことは
できない。
ちなみにヒトラーの「わが闘争」に、部分的に良い所があるからといって、「その精神を取り
戻すべきだ」と一体誰が礼賛するだろうか。
事の本質を見ない防衛相の不見識には憤りを覚えると同時に、大臣の資質を疑う。教育勅語の
その精神こそが「排除すべき」ことであり、取り戻すべきとは、言語道断だ。
---------------------------------------------------------------------
何と言うか、事の本質見えていないのはお前の方だろうと。
「戦争に利用されたものだから無条件に悪」こそ思考停止そのものだろうと。
挙句の果てにはヒトラーまで持ち出すし、もうアホかよと。