>大学教員・立花亮・51才(大阪市淀川区)

教育勅語、現代にそぐわぬ=毎日新聞 2017年4月6日 東京 朝刊 みんなの広場

 教育勅語に関して肯定的な発言をする政治家、閣僚が増えていると感じていたが、とうとうこんな事態に至ったかとの思いである。
政府が「教材として用いることまでは否定されない」という答弁書を決定したとの報道があったのだ。

 全くとんでもないことである。

 教育勅語は国会ですでに排除・失効が決議されている。教育勅語肯定論者は一部を読んでいるだけである。

 例えば「夫婦相和シ」「朋友相信シ」「博愛衆ニ及ホシ」といった片言隻句だ。しかし、これらの徳目をただ推奨しているわけではない。
それによって、最終的に「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」と、皇室に奉仕することを求めているのである。

 テストに全文要約を求める問題が出て、「夫婦相和シ」が大切だという解答をしたら、まず点数はないだろう。
そういうところに力点がないことは明らかだ。全文を正しく読めば、教育勅語が現代日本にそぐわないことは自明の理だ。

====https://mainichi.jp/articles/20170406/ddm/005/070/014000c#csidx7045f73e9cf316d9815e3bbc45dc04e ====

http://www.eng.osaka-cu.ac.jp/ungrad/chem.html 

違っていたら申し訳ないが、もし、投稿者なら本来の研究に精進願います。立花せんせー。