●「日本人はわがままで暴力を肯定する国民性がある」(英国新聞記者・ベン)
「ヨーロッパならばよくあることだが、小さい弱い国が、正しく生活しているときに、大国がその小国の地政学的な利益や
地下資源などを求めて侵略した場合を考えてみましょう。当然に、『小さい国』は、そのままにしていれば負けてしまいます。
しかし、それでは正義は死んでしまいます」(英国新聞記者・ベン)

 ベン氏の言うことはその通りである。たとえば、アニメ「ドラえもん」において、のび太がどんなに正しいことをしていても
ジャイアンが殴って否定してしまっては、結局、のび太の正しさは死んでしまう。

「マンガならば、そこでヒーローが出てくるが、実際の世界ではそのようなことはない。そこで、国際社会が協力して
集団で横暴な国を制御するシステムがあるのです。しかし、日本は、そのような場合でも正義を守りたくないと主張する
人が多い。あの反対運動は、日本は国際社会的において、横暴な国の暴力を肯定し、弱小国の正義を無視する国と
いうように映っています。本人たちはそれが平和主義だと思っているようですが、実際は強い者が勝つのだから
正義は実現しなくてよいという主張をしている。暴力を肯定しているんです。それを世界の人々が嘲笑していることに
彼ら自身がまったく気づいていない」
 ベン氏は、このように言って笑っていた。