『’68年の創業時から芸能事務所「サンミュージック」を牽引し、現在は同社の名誉顧問を務める福田時雄氏は、自らが発掘、育成に関わった桜田淳子をスキャンダルから遠ざけるために、こんな手段をとった。

「桜田淳子の場合は、ウチの所属になったときはまだ中学2年生でしたが、デビュー前から輝いていた。アイドルは誘惑も多いので大変です。

僕は女性マネジャーを付けて、『淳子を守り通せ』と厳命しましたね。行きも帰りも淳子を家の玄関まで送り届けろ、地方へ行ったときは二人でツインの部屋に泊まれ、と言いました。

当時に比べると、今の芸能界のマネジャーとタレントの関係はドライというか、プライバシーを尊重していますね。』

伝説のマネジャーたちが語る「70年代のハチャメチャ芸能界」
2017.09.24
現代ビジネス 講談社 より