香港暴動が終結しつつある理由
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アメリカが支援する香港暴動は、ほぼ終わっている。暴動は我々が想像していたよりずっと長く続いた。
香港を巻き込んだ抗議行動を支持するアメリカ議会を通過した法律に対し、
ドナルド・トランプ大統領には単純な選択肢がある。
承認するか拒否するかだ。中国との貿易戦争での厳しい交渉の最中に起きたので、彼は決定を交渉の一部にしたくなるかも知れない。
だが北京は、そうした処置は中国主権の核心への攻撃だと考えている。急進的抗議行動参加者が更なる暴力に駆り立てられかねないのだ。
もしトランプが法律を認めるようなことがあれば、何らかの報復措置がとられるのは確実だ。
だが貿易戦争と暴力と法律は、香港での企業心理を損なってしまった。法案が承認されようとされまいと、悲観と不確実は既に深まっている。勝利者はあり得ない。

 トランプは中国との貿易協定を望んでおり、従って、おそらく法案を拒否するだろう

もし中国が軍隊を香港に移動したり、抗議行動参加者に対し、より多くの武力を使用することを許したりしていれば、
アメリカは、それを同盟諸国に中国に強い制裁をするよう求めるのに使っていたはずだ。
抗議行動参加者の暴力はそういう結果を実現するよう意図されていた。計画は、中国から切り離す、より大きなアメリカ戦略の一環だった。

 アメリカが欲するものを与えるには中国があまりにも賢明だったので、計画は失敗した。今圧力を受けているのはトランプだ。
今の貿易戦争が、アメリカ経済に損害を与え、彼の再選を危険にさらしているので、彼は中国と共に貿易協定を必要としているのだ。

 それが、おそらく、抗議がなぜ弱まったかという本当の理由だ。