上念司氏が朝鮮半島情勢の情報元としている鈴置高司氏の情報によると、ムン・ジェインは、キム・ジョンウンに
「アメリカは、大幅に北朝鮮に譲歩するから、再度米朝首脳会談するべき」と助言し、ハノイ会談まで持っていった。
しかし、結果は、ご承知と思うがアメリカは、一ミリも譲歩しなかった。キム・ジョンウンは、恥をかかされた格好になってしまった。
その結果が、盛大なミサイル打ち上げとなったと上念氏は、主張している。そういえば、習金平が、カリアゲ(名前書くの面倒だからこれでいく)に
「ムン・ジェインは、信用の置けない男だ」と語ったという話もある。キッシンジャー外交もそうだが、アメリカは、マヌケのようだが、狡猾である。
ニクソンの上海コミュニケは、三つの戦略が隠されていた。中ソ分断と米軍のベトナム撤退の後方安全の確保と
世界の共産主義勢力を中国派とソ連派で、いがみ合わせ、弱体化させる方向に持っていくことだ。まさに起死回生の戦略だった。
トランプが、ハワイ会談をやる直前に北朝鮮やカリアゲに対して甘いことを言っていたのは、事実で、ネットの保守識者も北朝鮮に譲歩するのではないかと危惧していた。
深読みだが、アメリカの北朝鮮と韓国の分断策の可能性もある。ムン・ジェインに言ったことは、カリアゲの耳に入ると計算に入れた工作なのかもしれない。
カリアゲは、若く、感情をコントロールするには無理がある。そうなるとムン・ジェインの方向性は、中国、ロシアに向かうという観測もある。
しかし、それは無理な話だ。韓国国内の主体思想派は、ムン・ジェインの政治行動を監視しているからだ。