>>527
推古天皇の時代に「東の天皇、敬しみて、西の皇帝に白す」という返書を送って
その前の文書で「支那の皇帝」と「日本の天皇」が同等の身分であるということを
認めさせ、支那の華夷秩序・冊封体制からの脱却・独立を果たした
ここで「天皇」という言葉が初めて使われる訳で
天皇は日本の独立の象徴でもあった訳ですよ

倭の五王以前の朝貢の「証拠」はないですよ
神武天皇の時代は神話からの「伝承」の時代であって
田中卓博士は実在を証明できたかもしれないけど
他の研究者はまだ実在の証明までには至っていない
伊藤隆氏の言うように、徹底的な史料批判があってこそ「史実」となりますから


ただ、倭の五王時代に朝貢していたという事実があるので
倭の五王時代以前も朝貢があったのではないかという「類推」は出来ます
朝貢が無かったとしても、その頃には「天皇」なんて名乗っていなかったのだし
「豪族の長」「王」だったことには違いないでしょう