谷田川惣のコラムブック/不定期コラム/小林よしのり研究B

小林よしのり氏は大作『戦争論』を描き、反日自虐史観に支配されていた世の中を
大きく変えたという実績から、保守派の人物だと思われがちだが、
私は彼のことを保守だとは思ったことは一度もない。

『戦争論』に描かれている主な内容は、南京大虐殺や従軍慰安婦強制連行の否定であるが、
それらは、そのようなことがあったか、なかったか、という事実関係だけの話であって、
保守であるかどうかとはまったく関係がない。

反日自虐史観に対抗する言論イコールを保守だと勘違いしがちであるが、
保守であろうと、左翼であろうと、真実を探求する気持ちがあれば、
従軍慰安婦強制連行がなかったということは、誰にでもわかることである。