小林は、追い詰められヤバクなると、脅迫まがいなことを言い出す。小心な犬は、同じようなことがあるとキャンキャンと吠え出す。
女性の悲鳴も同じことが言える。最近、新田次郎の短編小説を読んだ。武田勝頼と家臣の小山田信茂の心の葛藤が
ナガシノの合戦から天目山での勝頼の自害から信茂の裏切りまでの両人の心の葛藤を克明に想像して書いている。
額から脂汗が流れるような、心臓の音が聞こえてきそうな緊迫な心情が綴られている。
また、ナガシノでの非戦派だった山県昌影や馬場美濃の守や内藤修理の勝頼への説得後の空しさの心情も
信玄を懐かしむ慕う心とともに描かれている。読んでるうちに小林を思ってしまった。どうも、憎めないものがあるから困ってしまうのだ。
韓国にしても、小林にしても、こんなこと女性を前に言えないが、どこか小心な子犬や女性的なものを持っていると思ってしまう。